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正月を安全に過ごすためのセキュリティ対策について考えてみた

正月を安全に楽しむためのセキュリティ対策 セキュリティ

いよいよ2024年も終わり、2025年を迎えようとしている今、どのように正月を過ごそうか考えている方も多いと思います。

新年に気を取られてインターネット詐欺に騙されてしまった、旅行中に泥棒に入られてしまったなど、正月だからといって悪者さんたちもお休みとは限らないです。

この記事では、そういった被害に遭わない、被害を最小限にするためのセキュリティ対策についてまとめてあります

インターネットセキュリティから自宅への侵入まで広い意味でのセキュリティについて振り返りましょう。

  • 自宅のセキュリティ対策について
  • ネットショッピングで気をつけるべきこと

家のセキュリティ対策

セキュリティのマークが入った服

年末・年始は実家に帰省あるいは旅行しにいく方が多いと思われます。

その際に、泥棒が自宅に侵入し、大切なものが盗まれてしまう、なんて被害に遭遇してしまう危険性も考えられます。

鍵閉めを忘れなければ大丈夫と考えがちですが、ヒューマンエラーは起きてしまうものです。まして、楽しい楽しい正月です!うっかりミスがいつもより多くなってしまう可能性も考えられます。

そのために、侵入されてもすぐに検知・対処できるような対策も考えておくべきです。

  • スマートホームデバイスを活用する
  • ドアや窓などの部品を見直す

私が考えた中で「家のセキュリティ対策」に効果的だと思うのは、スマートホームデバイスを活用することと、ドアや窓などの部品を見直してみることです。

スマートホームデバイスを活用する

泥棒が近未来型眼鏡デバイスによって見つかってしまう。

帰省や旅行で長期間家を空ける場合、以下のスマートホームデバイスを活用することで防犯性を高めることが期待できます。

  • スマート監視カメラ
  • スマート照明
  • スマートロック

スマート監視カメラとはネットワークに接続して遠隔操作や監視が可能なカメラのことです。

近年、スマートカメラが流行してきて、防犯目的以外にペット用カメラとしても使用されているケースが見られます。

PanasonicのKX-HRC100-Kは動作・温度・音検知が可能なスマートカメラです。

200万画素フルHD画質、水平約118°の広画角レンズで撮影が可能です!

万が一、泥棒が侵入してきたとしても音や動作を検知してスマートフォンに知らせます。カメラで現在の様子を確認して様子の変化に気がつけます。

スマート照明とは、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信技術を搭載した照明器具で、インターネット経由でスマートフォンやタブレット、スマートスピーカーなどと連携して操作できる照明のことです。

スマート照明によっては、明るさの調整や色合いを遠隔で操作できたり、音楽を照明から鳴らしたりすることも可能です。

明かりがあると人がいると思って、泥棒も侵入を躊躇します。タイマー機能や遠隔操作でライトを点灯させ、人がいるように見せることで、泥棒から自宅を守ることが期待できます。

スマートロックは、従来の鍵を使わずに、スマートフォンやカード、PINコード、指紋認証などを使ってドアの施錠や解錠を行う次世代型の鍵システムです。

主にBluetoothやWi-Fiを利用して動作し、専用アプリで遠隔操作が可能なものも多く、利便性が高いのが特徴です。

スマートロックも活用することで、外出中でも鍵の閉め忘れを防止することができます。

ドアや窓などの部品を見直す

ドアや窓自体の部品を見直すだけでも、効果のある防犯対策が可能です。

警視庁 侵入窃盗の防犯対策」によると補助錠を取り付けることも防犯対策だと書かれています。

1つのドアに鍵が2つ以上ついている場合、侵入するのにかかる時間が増えるため、泥棒は嫌がります。

粘着テープなどで取り付ける工事不要の補助錠もあるため、賃貸でも取り付けられるようになりました。

防犯性能の高い建物部品(CP部品)に交換することも防犯対策になります。

CP部品とは、防犯性能の高い建物部品のことで、警察庁や国土交通省、経済産業省、建物部品関連団体などが設置した官民合同会議で定められた基準に基づいて認定されています

ざっくりいうと、侵入者が部品(ドア錠や窓など)を破壊し始めてから5分以上耐えることができるものをCP部品といいます。

防犯ガラスやウィンドウフィルムを貼ることで、窓からの侵入を防ぐことができるのではないでしょうか。

ネットショッピングに関するセキュリティ

正月のセールや福袋販売は、多くの人々にとって楽しみのひとつです。

しかし、この時期はサイバー犯罪者にとっても「狙い目」の期間であり、特にネットショッピングを利用する消費者が詐欺やサイバー攻撃の被害に遭うケースが増加しています。

フィッシング詐欺への対策

フィッシング詐欺とは、偽のWebサイトやメールを使用して、個人情報やクレジットカード情報を盗み取る手口です

特に正月のセール期間には「特別割引」や「限定セール」を装ったフィッシング詐欺が横行します。

フィッシング詐欺かどうか見破る方法として、URLを確認することが有効です

メールや広告に記載されたリンクをクリックする前に、必ず公式サイトのものか確認しましょう。

偽サイトは絶妙にURLが異なっていることが多いです。

例:  official-shop.comofficia1-shop.com

official-shop.comが正規なECサイトだとします。l1に似ていることを利用して、officia1-shop.comという偽アドレスをURLとする詐欺サイトを作られた場合、よく確認しないと本物だと勘違いをしてリンクをクリックしてしまうおそれがあります。

少しでも不安があるならば、安易にリンクを踏まないようにすることが重要です。

ChatGPT君に、フィッシング詐欺の見分け方を聞いてみたところ、メールの差出人の確認と正しいロゴかどうかの確認もするとよいと言われました。確かに重要です!

ECサイトを利用した買い物を安全にするために、あらかじめ正規ECサイトをブックマークしておくことをおすすめします

筆者
筆者

Amazonや楽天市場などはスマホアプリも配信されているため、それらを活用してもいいです!

IT知識がそこまでないという方でも、ブックマークしたリンクからしかECサイトを利用しないという対策を取るだけで、フィッシング詐欺に引っかかる可能性を大幅に下げます。

決済方法に注意する

ネットショッピングでは、決済方法がセキュリティ対策の鍵となります。

Amazonや楽天市場などの大手ECショッピングサイトは決済方法の安全性が高いと言えますが、個人でやっているECサイトまたは個人間取引の際は、決済が安全に行われるかどうか判断しなくてはなりません。

決済代行サービスを活用したクレジット決済は安全性が高いです。また、多くのクレジットカード会社では、不正利用に対する補償があるため、安心できます。

ただし、決済代行サービスを利用していないと思われるクレジット決済は注意が必要です。決済と謳って不正にクレジットカード番号とセキュリティコードを入手しようとしている可能性もあります。

本当に信頼できるサイトかどうか再度確認しておきましょう

クレジットカードの不正利用にいち早く気づくことも重要です。クレジットカードの明細を定期的に確認し、不審な取引がないかチェックしましょう。

パスワードの見直し

ネットショッピングに利用するアカウントはしっかりと保護する必要があります。

弱いパスワードや使い回しは、アカウント乗っ取りのリスクを高めます。

パスワードを作成する際は、文字数や文字種の組み合わせに注意するとよいです。

  • 12文字以上にする
  • アルファベットの大文字、小文字、数字、記号を組み合わせる
  • 意味のある単語や名前を避ける

長い文字列をパスワードに使うことは総当たり攻撃を防ぐことにつながります。過去に不正アクセスについての解説をしているので、併せて確認しておくと理解が深まります!

また、すべて英小文字のパスワードにするのではなく、複数の種類を混ぜ込んだパスワードにすることで安全性を高められます

例えば「password」というパスワードを「PasSwoRd」に変換することが挙げられます。さらに、強力なパスワードにしていくために、「P@sSw0Rd」といった記号と数字を組み合わせることも考えられます。

ただし、先ほど紹介した「PasSwoRd」、「P@sSw0Rd」は「password」という意味のある言葉から派生した文字列です。そのため、推測されてしまう可能性も十分にあります。

パスワードにランダム性を持たせることで、さらなる安全性を手にいれることができます。とは言っても、人間がランダム性のあるパスワードを考えようとすると難しいこともあります。

そんな時は、パスワード管理ツールを利用してみましょう!

パスワード管理ツールは、強力なパスワードを生成・管理することのできるツールです。

パスワード管理ツールによって生成されたパスワードは安全な状態でクラウド上のサーバーに保存されます。また、パスワードを入力する際は、パスワード管理ツールによって自動で入力されるため、複雑なパスワードをメモしたり、手入力する手間を省くことができます。

パスワード管理ツールによって安全なパスワードを生成・管理することができる!

パスワードを適切に保存するためにハッシュ化という手法が取られています。以下の記事では、そのハッシュ化について解説し、暗号化との違いまで説明しています!

パスワード管理ツールの代表的なサービスには、LastPass、1Password、Bitwardenなどがあります。

興味のある方はぜひ調べてみてください!

2段階認証(2FA)の活用

2段階認証は、アカウントのセキュリティを強化するために、2つの異なる要素を用いて本人確認を行う仕組みです

通常のログインは「ID」と「パスワード」のみで行われることが多いですが、2段階認証では、これに加えて「第二の確認手段」を導入することで、不正アクセスのリスクを大幅に軽減します。

2段階認証の方法として一般的なのは、スマートフォンに送信される認証コードや、生体認証(指紋や顔認証)などです。

もし、パスワードが流出したり、推測されやすいものだったりした場合、悪意ある第三者が簡単にアカウントに侵入する可能性があります。2段階認証では、これに加えて第二の認証手段を求めるため、たとえパスワードが盗まれても、不正アクセスされる可能性を大幅に下げることができます。

2段階認証のあるサービスでは、ぜひ活用してアカウントを守ってください!

まとめ

この記事のまとめ

正月を安全に過ごすためには、物理的な家の防犯からデジタルデバイスやネットワークのセキュリティ対策、さらにネットショッピング時の注意まで、幅広い視点で準備することが重要です。

この記事で紹介した対策を参考に、実践できそうなことがあればやってみましょう!

新しい年を迎えるにあたり、セキュリティ対策を再確認し、万全な体制でスタートを切りましょう!

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