「電子透かし」って結局なんなの?超わかりやすく解説!

セキュリティ

みなさんこんにちは!今回は電子透かしについて説明していきます。

DXが進むにつれて、多くの方々が電子機器に触れる機会が増えたと思います。そんな中、「電子透かし」というワードを一度は耳にしたことのある方もいるのではないでしょうか。

著作権を保護するため、改ざんを防ぐためと、電子透かしがある理由を知っている人もいると思います。今回はその電子透かしがそのような働きをする理由について解説します。

キーワード:電子透かし、著作権保護

電子透かしとは?

人間が気づかない程度にコンテンツに少しの変化を加え、情報を埋め込む・検出する技術を電子透かしといいます

電子透かしは、そのコンテンツに追加情報を見た目では分からないように付け加えます。今回は画像というコンテンツで考えていきます。

あなたはオリジナルのキャラクターが描かれた画像を作成し、それを販売することにしました。この販売する画像には電子透かし技術を利用して次の情報を埋め込みます。(厳密には違いますが、ここでは分かりやすさを求めるため以下の情報にします)

1. あなたの名前
2. 画像の購入者の名前

この2つの情報を目に見えないように画像に埋め込みました。これが電子透かしです。目に見えないということは元画像と電子透かしの入った画像は人間から見ると同じ画像になります。そのため、商品として画像を売れる、購入者は元画像と変わらない画像を楽しむことができます。

もし、悪意のある購入者がこの画像を許可なく誰かに配布したとします。本来はこの画像を受け取るにはお金を払う必要があるため、画像の製作者(あなた)の権利が侵害されたことになります。

でも、電子透かしがあれば許可なく配布した人を特定できます。画像には画像の制作者の名前と購入者の名前が目に見えない形で埋め込まれています。よって、画像を解析すれば購入者の名前がわかるため、配布した人を特定することができます

ここでは名前を埋め込みましたが、名前は必ずしも一意とは限りません。同姓同名だった場合に特定できなくなってしまうため、IDなど必ず一意になるデータを電子透かしで埋め込みます。

まとめ

今回は、電子透かしとは何なのか解説しました。

電子透かしは人間の目では認識できないということがポイントです。認識できないからこそ、書類や販売する画像や動画に入れることが可能です。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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